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U.S.A

by Kumagai

Published November 20, 2020 | 女子社員ブログ

アメリカ合衆国

 米国の大統領選が終わりました。とは言っても、このブログを書いている時点でトランプ氏の敗北宣言がないのは、法廷闘争にもつれ込むということでしょうか。

 「自由と正義の国アメリカ」を子どもの頃から刷り込まれた私のような世代にとって、米国は憧れそのものでした。そのわけは、日本の一般家庭にテレビが普及した頃、米国の人気ドラマが次々と放送されるようになったからです。「ララミー牧場」、「ローハイド」、「ライフルマン」などの西部劇に「怪傑ゾロ」のようなヒーローもの、そして「名犬ラッシー」。そこには弱きを助け強きを挫く強くてかっこいいアメリカ人がいて、子どもにもわかりやすい「正義」が存在していました。

 いま、強い米国の復活を望む国民の大半の要望は経済力や軍事力のことで、古き良き時代の「正義」など、とうの昔に置き去りになっているように見えます。政権交代を機に、「名犬ラッシー」に出てくるファミリーのような、世界中の子どもたちに憧れを抱かせる、そんな「自由と正義の国アメリカ」の復活を願わずにはいられません。

本人確認

by Kumagai

Published November 19, 2020 | 女子社員ブログ

運転免許証

 先日、ユーコービル近くのコンビニが突進してきた高齢ドライバーの車でめちゃくちゃになっていました。いつも混雑している店で、死者や怪我人がでなかったのは奇跡としか言いようがありません。

 数年前までの私の前職では、提出された書類が本人のもの(本人確認)であるかの審査が重要でした。その本人確認の証明書で最も多いのが運転免許証だったと思います。中には昭和1ケタ生まれの免許証もめずらしくなく、80歳(当時)過ぎてもまだ運転されるのか、不安を覚えることがしばしばでした。ここ数年、その不安が現実のものとなっているのは、皆さまご存知のとおりです。

 いま何ができて、何ができなくなってしまったか。自分自身を省みて認めることも立派な本人確認です。老いを受け入れるには誰しも勇気が必要ですが、人生に後悔や汚点を残すより傷は浅いはずです。

「夜の街」と呼ばれて

by Kumagai

Published November 18, 2020 | 女子社員ブログ

歌舞伎町

 ユーコービルを出てひたすら北へ歩くと靖国通りにぶつかります。道路を隔てた向こう側は新宿歌舞伎町。夜になると色とりどりの光が溢れていたこの町の明るさに、近頃異変が起きているようです。

 先日、NHKのドキュメンタリーで62年の営業に幕を閉じたキャバレーの模様が放送されていました。映像からそこが歌舞伎町の風林会館だとわかります。取材時が2月だったのでコロナの影響がひどくなる前らしくマスク姿はありませんでした。

 キャバレー1軒が閉店するだけで、周囲にどれだけ影響があるか考えてみました。
 大きいのは従業員の失業、お酒や食品の納入業者、ホステス御用達の美容院、同伴出勤でお立ち寄りの飲食店、タクシー・・・。まだまだありますが、そこには業種特有の経済圏が存在し、それが負の連鎖となって表れてきます。コロナ禍で2月以降どれほどの店が閉店に追い込まれてしまったかを、いまの町の明るさが物語っています。「夜の街」と呼ばれ、厳しい目が注がれた歌舞伎町はいったいどうなってゆくのでしょうか。

 「夜の街」とひとくくりにして興味本位にで語られることに違和感がありましたが、ドキュメンタリーに登場したホステスさんたちの語りで納得ができました。生きるために懸命に働かなければならない。そこが彼女たちの戦場だったからです。

見えない家事

by Kumagai

Published November 10, 2020 | 女子社員ブログ

家事イメージ

 男女雇用機会均等法が定着してきたのか、はたまた景気の低迷が常態化したのか、結婚しても出産しても働く女性が増えました。そのためか、若いご夫婦の間では家事の分担がずいぶん進んできたように思えます。
 とは言っても、家事は奥が深く甘くみてはいけません。真剣に取り組むと「外で働いたほうが楽」なんてことになってしまいます。

 男性にとって家事とは掃除、洗濯、買い物、料理、食器洗い、ゴミ捨てくらいと思っている人が圧倒的に多い。これらさえ協力していれば家庭は円満なんて安心して、トイレットペーパーの芯をトイレの隅に置いたり、シャンプーを空のままにしてお風呂から上がったり、脱いだままの衣類を洗濯機の中にポイなんてことをしていませんか?いったい誰が片付けたり補充したりしているのでしょうか。

 これらを総称して「見えない家事」といい、以前からネット上で話題になっています。これこそ家事は奥が深いといわれる所以でしょう。

 女性の社会進出が加速すると、この「見えない家事」が原因で離婚率が上がるかもしれません。めんどうくさいは禁句。気がついたらすぐ実行がなにより大切です。
 永遠の愛を誓ったふたりだったはずが、つまらないことで破綻をきたさないよう、世の男性諸君、1円にもならないプライドは今すぐ捨てたほうが賢明です。

ゴールデンスランバー

by Kumagai

Published November 6, 2020 | 女子社員ブログ

美容

 通勤電車の中で美容整形の広告が目に留まりました。瞼の二重術の広告です。「~してもバレない」の表示。
 ・・・?? バレる、バレないって少しネガティブな言い回しに思えるのですが、整形は医者にとっても良からぬ行為ということなのでしょうか。

 整形で思い出すのが小説「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎著)です。首相暗殺の汚名を着せられて警察に追われることになった主人公が、監視カメラが至る所に設置してある仙台の街を逃げまどい、ラストは整形手術をして別人となって生きてゆく。そんなストーリーだったと記憶しています。

 「ゴールデンスランバー」はポール・マッカートニーが作った曲で、ビートルズのアルバム「アビーロード」の中に収められています。以前ブログに掲載した「ノルウエイの森」(村上春樹著)もアルバム「ラバーソウル」に収められている名曲です。人気作家はビートルズがお好きですね。

 ポール・マッカートニーがノーベル文学賞!
 ボブ・ディランにありならおかしくない。
 秋の夜長、うたた寝してそんな夢をみたら、それこそゴールデンスランバー。

ハルキストになれなくて ジャズ編

by Kumagai

Published November 5, 2020 | 女子社員ブログ

トロンボーン

 プロのジャズプレイヤーの間で村上春樹さんは敬遠されていると聞いたことがあります。おそらく、ジャズに関しても村上さんは手強いリスナーだからでしょう。2005年に発売された著書「意味がなければスイングはない」でもその手強さが遺憾なく発揮されています。

 本書ではクラシック、ジャズ、ロックからJポップにいたるまで紹介されていますが、その中にシダー・ウオルトンというジャズピアニストが出てきます。ジャズが好きな方にはおなじみの名前ですが、有名なピアニストの名を挙げてといわれてこの人の名を挙げる人は、かなりマニアックだと思います。
 シダー・ウオルトンはソロアルバムなども出していますが、サイドメンとしての活躍が多く、地味な印象があります。でも、リズム良し、タッチ良し、簡単にいえばとにかくうまい。典型的なプロ受けするミュージシャンです。
 そんな彼のプレイを的確な表現で紹介している村上さんの聴能力はまさに恐るべし。ジャズプレイヤーが敬遠する気持ち、よーくわかります。

ハルキストになれなくて クラシック編

by Kumagai

Published October 30, 2020 | 女子社員ブログ

クラシック音楽

 村上春樹さんの音楽に関する知識はハンパありません。ご本人は楽器の演奏をされないようですが、かえってそれが音楽そのものに対する敬意の表れのように思えて好感が持てます。

 最近読み始めた村上作品に小澤征爾さんとの対談集(「小澤征爾さんと音楽の話をする」新潮社)があります。初版が2011年ですが内容がクラシック音楽なので、流行にとらわれず落ち着いて読み進むことができます。

 クラシックは私にとって難しいジャンル。対談の内容を深く理解することはできませんが、村上さんのプロ顔負けなほど聴きこめる能力は、ただ知識が豊富ということだけでは説明できない、まさに聴能力者。
 音楽評論家とは一線を画す村上さんですが、指揮者や楽器奏者にとってかなり手強いリスナーであることは間違いないでしょう。

ハルキストになれなくて

by Kumagai

Published October 27, 2020 | 女子社員ブログ

読書

 ノーベル文学賞の発表の時期になると、毎年村上春樹さんが話題にのぼります。世界中にファンを持ち、作品の完成度の高さを思うと当たり前ですが、今年も受賞を果たせませんでした。ただ、いち早くノーベル賞作家となったカズオ・イシグロの作品を読んだ際、選考委員が求めているのはこれかな?と思った瞬間がありました。これはあくまで個人的な感想なので、ここでは控えます。

 村上作品のほとんどは、読み始めるとその世界に引きずり込まれてしまいます。でも、途中でやめてしまったものもあります。例を挙げるなら「ノルウェイの森」。いわずと知れたベストセラーです。
 ずいぶん前なので、なぜ読破できなかったのか思い出せませんが、たぶん感情移入に失敗したのでしょう。そのうち読もうと思っていましたが、残念なことにもっと感情移入が難しい歳になってしまったようです。

 いつもなら、読まなかった本は隅に追いやられてしまいますが、「ノルウェイの森」は書棚の中央に鎮座しています。装丁の美しさですっかりインテリア小物の一部と化してしまいました。

石の家

by Kumagai

Published October 22, 2020 | 女子社員ブログ

マボー豆腐

 ユーコービル1F(半地下)にある中華料理「石の家」はこの界隈では老舗中の老舗。11時半からのランチはメニューが豊富でボリュームも満点、しかも安いとくれば腹ペコ男子には嬉しいお店です。
 夜になると、いつもなら飲みが目的のサラリーマンでいっぱいでしたが、新型コロナウィルスによる自粛要請でずっと大苦戦をしていました。9月16日からようやくお酒の提供時間が緩和されたので、元の賑わいを取り戻してくれたらと願っていますが、現実はまだまだ厳しいようです。

 「石の家」の一番の売りは安くて美味しい料理ですが、それと同じくらいの売りが美人のママさん。華奢な体のどこにエネルギーを蓄えているのか、どんな時でもハキハキとした受け答えで愛想がいい。そんなママさんのキラキラした大きな瞳を見るだけで元気をもらえる「石の家」に、ぜひ足を運んでみてください。

昭和の唄 その2

by Kumagai

Published September 17, 2020 | 女子社員ブログ

ライブ

 1960年代の終わり頃に米国の若者を中心に広がったカウンターカルチャーは日本の若者にも大きな影響を与えました。
 その影響は歌謡界にもあったのか、それまでオブラートに包んだような言い回しの歌がどんどんストレートな表現になりました。
 例を挙げるなら、辺見マリの「経験」あたりから始まり、夏木マリの「絹の靴下」、清純派を売りにしていた畑中葉子の「後ろから・・・・」。まだ記憶にあるということは、テレビのゴールデンタイムにバンバン流れていたのでしょう。ある意味、ずいぶん大らかな時代でした。

 あっ、まだありました。「忘れていいの 愛の幕切れ」。今や大学教授の肩書きを持つ谷村新司と新興宗教の広告塔となった小川知子のデュオ。カラオケでのヒット狙いが見え見えですが、コンプライアンス重視のいまどき、職場の飲み会で上司がデュエットに女性社員を誘おうものなら、組織から即退場となります。

 思い出すとキリがなくなってきましたが、調子に乗っていると、上司にユーコーの社風にそぐわないなんて叱られそうなので、今回はこの辺で。

フツーの生活

by Kumagai

Published September 14, 2020 | 女子社員ブログ

パンデミック

 14世紀、ヨーロッパを中心に猛威をふるったペスト。当時はこの病気を科学的に解明することが難しく、市井の人々にとってパンデミックとなった死の恐怖から逃れるには、ただ神に祈るほかありませんでした。
 しかし、いくら祈っても病気は治らない。その事実がわかってしまった人々の意識は時とともに変化し、後のルネサンス、そして宗教改革へつながったといわれています。

 21世紀となった現在、新型コロナウィルスの科学的な解明は徐々に進んでいるようで、数年後には「ただの風邪」といわれるかもしれません。でも、今回のパンデミックが人々の意識をどのように変化させ、社会が動いていくのか。これは14世紀と同様に長い時を経なければわからないテーマで、未来に生きる人たちへ持ち越しの宿題となります。

 これまでの当たり前の日常が、マスクとアクリル板が阻んで自由がききません。いま市井の人々が望んでいること。それは家族や友人、あるいは同僚と笑顔で肩を寄せ合い、行きたい所へ行き、したいことをするフツーの生活です。1日でも早くこれを取り戻すため、私たちに求められている喫緊のテーマは溢れかえる情報にふりまわされない冷静な判断と協力を惜しまないことだと思います。

あの日

by Kumagai

Published September 11, 2020 | 女子社員ブログ

アメリカ ニューヨーク

 あの日、私はいつものように夜10時の報道番組にチャンネルをあわせました。映し出されたのは経済大国アメリカを象徴するツインの貿易センタービル。その一棟の真ん中から煙が立ち上っていました。ニュースキャスターの慌しい声が続く中、もう一棟のビルに飛行機が激突。まるで映画を思わせるシーンでしたが、ビルの中にも機内にも確かに生きた人間が存在していました。

 時々、地震などの自然現象でも戦争などの人為的な惨禍でも、地球上で増えすぎた人間に対して何か大いなるも、例えていうなら神が無差別に間引きしているのではないかと思うことがあります。それは自分自身も例外ではありません。
 でも、頭の中では別の思いがすぐによぎります。戦争やテロは人間が持つ身勝手な正義の名のもとの狂気。いつまで同じことを繰り返すのか。

 翌朝、新聞各紙の一面は同時多発テロで埋め尽くされ、残ったのは下段の広告欄でした。この日、知人と私とで立ち上げた小さな出版社の第一作目の広告がそこに掲載されました。もちろん費用対効果は無に等しいものとなりました。

笑顔

by Kumagai

Published September 7, 2020 | 女子社員ブログ

日本国 政府専用機・イメージの写真

 数年前、かつて勤務していた会社の同僚に会う機会がありました。彼女には一枚の大切な写真があります。それは、会社が主催した祝賀会に出席された佐藤栄作元首相とのツーショットです。沖縄返還を実現して総理大臣の職を辞した氏の顔は、重責から解放されたためか穏やかで優しさに満ち溢れた笑顔でした。

 その佐藤元首相の在任記録を塗り替えたばかりの安倍首相が辞意を表明しました。多くの公約に関しては国民の賛否両論はありますが、とりわけ外交面では精力的に活動され、他国との信頼関係を築いてきたことは高く評価されるものです。但し、拉致問題に進展がみられなかったことは残念の一言です。

 コロナ禍での連日の激務は首相にとって孤独と病との闘いでもあったことでしょう。安倍首相にとって佐藤元首相は大叔父さまにあたります。一日でも早く体調を回復され、心を癒し、あの大叔父さまのような笑顔を取り戻すことを世の中の片隅でお祈りいたします。

昭和の唄 その1

by Kumagai

Published September 4, 2020 | 女子社員ブログ

ジャマイカ

 長い梅雨が明けたとたん連日の猛暑で、あっという間に8月が過ぎてしまいました。ユーコービルは南側一面がガラス張りのため強い日差しが直撃で、思わず郷ひろみさんのヒット曲を叫んでしまいます。
A CHI CHI

 この叫びが届いたのか、先日、深夜の音楽番組で郷ひろみさんが登場しました。今年で65才とのことですが、未だに美しいプロポーションでダンスはキレキレです。永遠のアイドルの名に最もふさわしいタレントかもしれません。

 郷ひろみさんのヒット曲でずっと気になっていた歌詞があります。これをそのまま載せて著作権法に触れるとまずいので要約すると、つま先立ちでモンローウォークのイカした娘がジャマイカあたりのステップを踏んでいる、となります。語呂が良すぎてさらっと歌ってしまいますが、モンローウォークとジャマイカがどうもシンクロしないのです。ジャマイカには古くから伝わる民族音楽や舞踊がありますが、すぐに思い浮かぶのはレゲエだからかもしれません。

 そこで番組終了後、こんな夜更けにバナナならぬモンローウォークをお気に入りのレゲエの曲でチャレンジ。うーん?? そもそも白人のモンローの歩きはオンビート。レゲエのオフビートはそぐわないし選曲もまずい。使った曲はSTEEL PULSEの`The Real Terrorist
 次回はアルゼンチンあたりのステップでチャレンジ。これならきっとうまくいく。国を実現してほしいと思っています。

無情

by Kumagai

Published July 14, 2020 | 女子社員ブログ

ホワイトハウス

 トランプ大統領が再選の集会で使ったローリング・ストーンズの‘You can't always get what you want’(邦題「無情の世界」)をめぐり、ストーンズ側から無断使用禁止の警告が出されました。情報によると2016年の大統領選からすでに警告していたようです。

 それにしてもトランプ陣営は何で‘You can't always get what you want’を選曲したのでしょう。訳すと「欲しいものはいつだって手に入らない」というネガティブな意味あいがあります。

 これって共和党の成功体験? そう思うのも、時代は遡ってレーガンが出馬した大統領選です。この時キャンペーンで使われたのが‘Born in the U.S.A.'。そうブルース・スプリングスティーンの大ヒット曲です。サビのところを大合唱されると、まるで愛国主義の集団と誤解しそうですが、歌詞からは無情とも思える厳しい現実を強いられた、富とは縁のうすい人々の叫びが聞こえてきます。
 それでも、当時の複雑な時代背景があったのでしょう。レーガンは第40代アメリカ大統領になりました。在任中には明も暗もありましたが、一番大きな業績は当時のソ連との間で中距離核戦力全廃条約(INF)に調印したことです。これにより後のベルリンの壁の崩壊へと繋がっていきます。

 トランプも二匹目のドジョウで、もし当選の暁には、北朝鮮問題をさっさと解決して、拉致被害者全員の帰国を実現してほしいと思っています。

梅雨も終盤、九州に甚大な被害をもたらした無情の雨が、今日もユーコービル前の道路を濡らしています。

特効薬

by Kumagai

Published July 10, 2020 | 女子社員ブログ

糸瓜

 梅雨空のもと、ユーコービルの窓の外に人の波が戻ってきました。以前と違うのは外国人の姿がかなり減ったように思います。

 糸瓜咲て 痰のつまりし 仏かな

 高校の国語の授業で俳句の研究発表があり、テーマに正岡子規の上記の句を私は選びました。子規の生きた時代、不治の病といわれた結核。それに侵された子規の凄味さえ感じるクールな表現が、多感な少女の胸にグサッときたのでしょう。
 この句が発刊された6年後、34歳の子規は鬼籍の人となりました。20世紀に入った1902年のことです。

 時は進み1944年。第二次世界大戦のさ中、結核の治療薬として抗生物質のストレプトマイシンができ、その後、次々と有効な治療薬が研究、開発され、今では適切な処置をすれば、結核は完治する病気になりました。

 新型コロナの特効薬が待たれるところですが、安全性を考えると、治療薬の開発は時間がかかることでしょう。医療従事者、研究者の方々を信じて、私たちは慌てず、騒がず、自分のできることをしっかり行い、待っているしかないと思います。

 今年も糸瓜の花が咲く頃になりました。

巣籠り国の民

by Kumagai

Published June 30, 2020 | 女子社員ブログ

巣ごもり生活

 弊社ユーコーと同名の通販会社があり、よく間違い電話がかかってきます。始めは正しい番号をお伝えしていたのですが、近頃また電話が多くなり、今では「間違いです」で終わらせるようにしました。不動産担保ローンのユーコーは番号案内ではありません。

 新型コロナで自粛期間中、我が家はずいぶん通販のお世話になりました。観光客の減少で在庫となった地方の物産の詰め合わせ(これはお買い得でした)、メーカー限定のビール(フルーティで美味)、ご当地ラーメン(やはり現地で食べたい)、ソーラーパネルと蓄電器(急ぎではないのに)、シミ、シワ改善の化粧品(すでに手遅れの感あり)等々。
 宅配業者の頑張りに恐縮しながらも、お料理のバリエーションが広がり、食卓が華やかな巣籠りの日々でした。
 そのお陰でスーパーに行く機会が減り、ある日、久々に入店すると、麺類に粉物、冷凍食品が驚くほど品薄でした。このことは、多くの国民が自主的に巣籠りのルールを守っている証でもありました。

 諸外国では罰則を伴うロックダウンが当たり前でしたが、日本では政府の要請に従い、国民が自主的に規制してコロナ禍の第1波を乗り越えた感があります。これは他の多くの国ではみられないことで、誠実で従順、勤勉な人材をより多く輩出することを目的とした戦後の教育政策の成果といえます。但し、別次元のことでいえば、誤った政治や情報に国民の多くが疑うことなく、同じ方向にいってしまう危うさを併せもつということかもしれません。

告白

by Kumagai

Published June 24, 2020 | 女子社員ブログ

漢字

 パソコンが各家庭にまで普及したおかげで、私たちは様々な「便利」を享受することとなりました。その反面、文字を書くという行為がすさまじいほど減少して、私は漢字や英語のスペルを忘れてしまっていることがしばしばです。おまけに、書き文字もどんどん下手になりました。

 スマホが通信手段の主流になったいま、私は記憶していたはずの親戚や友人の固定電話の番号が脳からほとんど消え失せました。もちろん、友人はおろか家族のスマホの番号もアドレスも私の脳には未だ記憶されません。

 政府からの推奨でもあるキャッシュレス化。近頃、買い物のほとんどはカード決済です。スーパーのレジでもたもたして、並んでいる人をイライラさせないメリットはありますが、このままだと私は瞬時におつりの計算ができなくなります。

 私がこのユーコーに席を置く最大の理由を告白します。それは脳トレ。仕事内容の説明はコンプライアンスに反することを含みますので、ここではできません。ヒントを言えば、ユーコーには少しだけ「昭和」の名残があります。

 文明が発達すると文化は衰退するとは名言です。このまま「便利」に慣れてしまうと大きな落とし穴が待ち受けているように思います。
 痛い思いをしないよう、皆さまもお気をつけください。

完全武装

by Kumagai

Published June 23, 2020 | 女子社員ブログ

防護服

 新型コロナの規制が段階的に解除になり、かつての満員電車に戻ってしまいました。ソーシャルディスタンスどころではありません。PCR検査も抗体検査も希望する人がスムーズに受けられないし、安全なワクチン開発にはそれなりの時間を要します。

 政府は新しい生活様式を提唱して感染の責任を国民に委ねていますが、そもそも初動対応が誤っていたことは明らかです。政治家は不祥事があると「遺憾の意」が口癖になっていますが、国民こそがこのフレーズを唱えたいところです。

 こうなったら第2波に備え、公共交通機関を利用する際は、スターウォーズに出てくるStormtrooperような防護服を身に着けることを義務化したほうが手っ取り早い気がします。利用者の多くは企業戦士ですし、出社したら服ごと次亜塩素酸のシャワーを浴び、着替えて仕事に就く、なんてどうでしょう。

 ユーコーは不動産担保ローンの会社で、残念ながらアパレル部門はありません。そこでユニクロの社長なら良いアイデアが浮かぶのではと期待しているところです。ユニクロお得意のバリエーション豊かな色彩と、もちろん夏はエアリズムでお願いします。

テレワーク

by Kumagai

Published June 19, 2020 | 女子社員ブログ

テレワーク

 ユーコーはテレワークへの移行が難しい業種であることは先にお話ししました。従って、私にはその経験がありません。
 そこで、休業中に家族のテレワークを観察してみることにしました。

 6:00起床。朝食等一連のルーティーンを終えると、通勤時間を利用して散歩と筋トレ。
 9:30の勤務開始を前後して連絡が次々に入るのが音でわかります。
「これから会議なので掃除機は使わないで」の要望。
 1時間ほどで会議が終了。その後もひっきりなしに部屋の中から連絡音が聴こえてきます。

 午後になると、
「今日はセミナーの司会なのでお静かに」の要望。
 2時間くらいでセミナー終了。その後もお呼び出しの音が続々。
 勤務時間は17:30までですが、部屋から出てきたのは19:00近く。連日似たような状態でした。

 TVなどでIT企業が紹介されるとウォーキングマシンやバイクなどのトレーニング器具が完備されているところがあります。若い社員が多いので、おしゃれ感覚の福利厚生と思いきや、認識の甘さに気づかされました。
 リモートでの仕事は目への負担はもちろん、生活習慣病の増加に拍車がかかります。決して心地良いものではありませんが、ギュウギュウ詰めの通勤電車はほどよい筋トレになっていたのかもしれません。
 皆さま、運動不足にご注意ください。

With コロナ

by Kumagai

Published June 18, 2020 | 女子社員ブログ

新型コロナウイルス

 新型コロナウィルスの感染拡大により、弊社ユーコーは営業時間の短縮と休業日を増加するなどの対策で営業を継続してきました。政府はリモートワークを推奨していますが、ユーコーのような金融業は直にお客様と接し、信頼関係を築いていかなければ契約が成立しない業種です。
 そのようなわけで、人との接触を極力避けることを心掛け、自粛期間中もガラガラの通勤電車に揺られる日々を過ごしてきました。

 緊急事態宣言直後の新宿は急激に人が減りました。目立つのはチャリで行き交うUber Eatsの若者。そして以前より増えたかに思えるホームレスの人たちでした。刺激的なものが排除された静かになったこの街を見ていると、政府から支給されるあの10万円がこの人たちに届くのだろうかと気にかかりました。

5月下旬頃になるとこのホームレスの人たちが減っているように思えました。経済が急激に悪化する中、これは安堵していいのか、心配すべきか判断に迷うところです。

東京アラート解除を前後して歌舞伎町のホストクラブでクラスターが発生してしまいました。場所が場所だけに偏見や自己責任論を持ち出す人が多いのではないかと思います。でも、それは今アメリカで大きな問題となって世界中に広がった人種差別の問題と根底では似ている気がします。
 今回の新型コロナは誰もが罹りうる怖いウィルスです。それよりもっと怖いのが差別を生み出す社会とそれに流される人の心かもしれません。

ユーコー女子

by Kumagai

Published March 3, 2020 | 女子社員ブログ

三平ストア

 前回、ファストファッションのことに触れましたが、ユーコービルの近くにあるFOREVER21はもぬけの殻です。10年ほど前から若者を中心に絶大な人気でしたが、いつの世も商売は難しい。

 ユーコーは今年で創立46年になり、不動産担保ローンの業界では古株に属します。これも皆さまからのご支援があってこそです。これからも信頼第一にユーコーは歩んでまいりますので、宜しくお願い申し上げます。

 お昼休みにユーコーの目ヂカラがチャームポイント女子社員とこんなことが話題になりました。

O: この近辺てママチャリが
   結構走っていません?
K: いるいる。たくさん。
O: どこに住んでいるのかしら。
K: 御苑あたりのタワマンかも。
O: お買い物はいつもデパ地下?
K: キャーッ、セレブ!
O: もしかして三平ストアかも。
K: 三平ストアって林家三平が
   オーナーだったって
   子どもの頃聞いた覚えがある。
O: へえ~。
K: 三平さん知っているの?
O: リアルタイムではない。
K: だよね。

 話がとんでもない方向にいくのがユーコー女子の常です。

 ちょっと気になったのでWikipediaで検索すると、三平ストアの創業者は小林平三。名前を逆にして屋号にしたと記してありました。

 勘違いして、どーもスイマセン。

汚染源

by Kumagai

Published January 31, 2020 | 女子社員ブログ

プラスチックゴミ

 ユーコービルから徒歩5分足らずにある新宿三丁目の交差点。追分交番をSP代わりにデーンとルイ・ヴィトンがあり、その並びにはH&Mがあります。まるで所得格差を象徴するような光景ですが、街を歩く若者たちはブランドのバッグにファスト・ファッションといった具合におしゃれを楽しんでいます。材質や縫製、高級ブランドにこだわりがなければ、衣料品は安く、バリエーションも豊かになりました。

 一方、食料品はどうでしょう。
 「今さらなに言ってんの」と揶揄されそうな話ですが……

 日曜日の遅い朝食。メニューはトースト、サラダ、スクランブルエッグ、ウィンナーソーセージに少し横着してカップスープ。どこのご家庭にもありそうな品揃えです。
 ウィンナーの袋を開けるとポロリと6本、スライスチーズは7枚、カップスープは3袋。なんだこの中途半端な数は! さらにバターはケースの底にへばりつくように薄い。お値段据え置き、でも中身減はとうに知っていましたが、こう立て続けに出てくるとムッとします。

 食後、今度はゾッとすることがありました。
 スライスチーズの包装フィルム、カップスープの空き箱、空き袋、ウィンナー、野菜、パンの空き袋に卵パックとマヨネーズの空チューブ。お腹に納まった量よりカサのあるゴミ。お行儀の悪いことに、お腹いっぱいでゲップまでして、環境汚染の源は私自身でした。

ボーダーライン

by Kumagai

Published January 31, 2020 | 女子社員ブログ

人間のイメージ

 10数年前、仕事の関係で境界性人格障害(ボーダーともいいます)の女性と接点がありました。何かのはずみ(はずみがなくても)で突然人格が変わってしまい、朝は穏やかだった人が夕方には部屋中がめちゃくちゃになるほど暴れてしまう、といった具合です。
多重人格と違い、彼女の場合はやったことの自覚があるため、自責の念で長い間悩み続けました。
 いくつかの精神科を渡り歩き、ようやくたどり着いたのが境界性人格障害の診断。投薬と彼女自身が「障害」を受け入れることで、以前より精神状態は安定し、家族も対処法を学ぶきっかけになりました。

 障害があるということは本人も家族も受け入れがたいものがあります。世間の目から隠すことで思考が内向きになり、取り返しのつかない事態を引き起こすことも少なくありません。昨年の農水省元事務次官による長男殺害事件が記憶に新しいところです。社会全体が障害に対する正しい知識と理解を深め、なによりも偏見をもたないことが必要だと思います。

 昨年、トランプ大統領の口からスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンべりさんの活動への皮肉とも思われる発言を耳にしました。正義の名の下に人を殺したことを平然と公言できる大国のボス。かたや自らアスペルガー症候群を公表し、地球環境の危機を訴える17才の少女。もし、健常とそうでない人の間にボーダーラインがあるなら、二人の立ち位置はどちらにあるのか考えてしまいます。

 ユーコービルは南向き。抜けるような冬の青空とガラス越しの柔らかな日差しが気持ちいい。異常気象により世界の各地で災害が発生する昨今、当たり前と思っていた日本の四季はいつまで続くのか。陽だまりの中でそんな不安が頭をよぎりました。

迎春

by Kumagai

Published January 14, 2020 | 女子社員ブログ

謹賀新年、在りし首里城

 あけましておめでとうございます

 新しい年を迎え、皆さまに於かれましては健やかで実り多き1年でありますよう、心からお祈り申し上げます。
 不動産担保ローンのユーコーは皆さまのご要望にお応えできる身近な金融会社として、社員一同鋭意努力する所存です。本年も旧年同様お引き立て賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

 さあ、オリンピック・イヤーの幕開けです。スポーツには観る人に感動と勇気をもたらし、博愛の精神を呼び覚ます魔法の力があります。世界のあちらこちらでテロ、紛争、極端なナショナリズムの台頭、そして核の問題等、キナ臭い雰囲気が広がっています。2020年はオリンピックがただのお祭り騒ぎではなく、平和のためにどこまで貢献できるか、その真価が問われる大会になると思います。そのためにも、アスリートの皆さんが持てる力を存分に発揮できる環境をいち早く整え、「おもてなし」もさることながら、恒久平和を祈る日本人の底力をお見せできれば、何ものにも変えがたいレガシーとなることでしょう。